腰痛

アメリカ政府による「腰痛ガイドライン」では、
腰痛に対するカイロプラクティックの有効性が示されています。

腰痛の原因はさまざまで、
筋肉の緊張や疲労、背骨の問題、姿勢の問題、
内科的疾患、ストレスの影響などがあります。

腰痛に対するケアは、
問診や検査による鑑別が重要となります。
当院によく来院される腰痛を紹介いたします。



腰部脊柱管狭窄症

腰部の神経が通る脊柱管が狭くなり発症します。
狭窄の原因としては、椎間板ヘルニアやすべり症、
加齢による椎間板・椎体・椎間関節・椎弓の変性があります。
他にも外傷や先天的な形成不全も原因となります。
症状の特徴として、少し歩くと痛くなり、
前かがみになって休むと軽減する間欠跛行があります。

当院では問診や検査から問題のある部位を判断し、
身体の状態に合わせて施術をおこないます。
重度の筋力低下や排泄・排尿障害などの症状がある場合、
医療機関への受診をお勧めいたします。



腰部椎間板ヘルニア

背骨と背骨の間にはクッションの役割をする椎間板があり、
飛び出した椎間板の一部が神経を圧迫し痛みが起こります。
腰痛や坐骨神経痛といわれる足の痛みが起こりますが、
腰痛がなく足の痛みだけの場合もあります。

問診や検査により椎間板ヘルニアの起きている位置や、
どの神経を圧迫しているかを判断することが大切です。
椎間板ヘルニアは時間経過とともに改善することが多いですが、
時間がたっても症状がなかなか改善しない場合、
ヘルニア以外に原因があることがあります。
当院では症状を緩和させながら、
ヘルニア以外の原因も考慮して施術をおこないます。



腰椎分離症

腰椎分離症は疲労骨折の一種で、主症状は腰痛です。
スポーツなどで激しい運動を繰り返していると、
疲労骨折を起こして亀裂が入ることがあり、
それが進行すると腰椎が分離してしまいます。

背骨や筋肉・筋膜のバランスを整えて、
腰への負担を軽減させるよう施術をおこないます。
また腰椎分離症による腰痛を予防するために、
運動や作業、姿勢についてアドバイスいたします。


 

腰椎すべり症

腰椎すべり症は、腰の骨が前後にずれた状態をいいます。
また腰椎すべり症は、分離症に続発する分離すべり症と、
椎間板や椎間関節の加齢変性に伴う変性すべり症があります。

背骨や筋肉・筋膜のバランスを整えて、
腰への負担を軽減させるよう施術をおこないます。
またストレッチや運動のアドバイスをいたします。
重度の筋力低下や排泄・排尿障害などの症状がある場合、
医療機関への受診をお勧めいたします。


 

筋・筋膜性腰痛

筋筋膜性腰痛は、不良姿勢や筋疲労が原因となり、
筋膜や筋肉が損傷して起こる腰痛になります。

腰痛を起こす他疾患との鑑別が重要となります。
当院では症状の程度や原因によって施術法を選択し、
背骨や股関節、全身のバランスを整え負担を軽減させ、
損傷した筋膜・筋肉の過緊張や血流を改善させます。
また姿勢や動作、ストレッチのアドバイスをいたします。


 

骨粗鬆症

骨密度が減って骨折しやすくなった状態で、
老人性骨粗鬆症が多く閉経後の女性に多くみられます。
尻もちをつくような転倒や物を持ち上げる動作により、
背骨の圧迫骨折が起こると背中に痛みが生じます。

筋肉の緊張や全身のバランスを整えて、
骨折した背骨への負担を軽減するよう施術をおこないます。
当院は骨粗鬆症と診断された方も多く来院されており、
身体の状態に合わせた安全な施術をおこないます。
90歳代の患者様も来院いただいております。


 

内科的疾患

胃や十二指腸、すい臓、胆のう、子宮、卵巣など、
内臓の病気が原因で腰痛が起こることがあります。

内臓からくる腰痛の見分け方
内臓からくる腰痛の特徴として安静時痛があります。
姿勢や動作とは無関係に、寝ていても痛みがあります。
他にも腰の痛みが徐々に悪化したり発熱を伴う場合は、
早目に医療機関にご相談ください。


2020年03月05日