水分補給

水毒
水を限度以上に飲み続けると細胞内の水が飽和状態になり
血液中のナトリウムイオンの濃度が下がります
それに伴って生じるのが水毒症です

症状としては、むくみ・冷え・頻尿・軽度の疲労感
悪化すると嘔吐や痙攣の症状が現れ
さらに悪化すると意識不明になり命を落とすこともあります

水分をとり過ぎると腎臓や心臓に負担となることもあります
自分に適した摂取量を見極め必要以上に飲み過ぎないようにしましょう!
水の適切な摂取量の目安は【体重×30ml】

逆に脱水状態になるとドロドロ血液になり血栓等の原因に・・・
運動時は喉が渇く前に水分補給するようにしましょう!
 
むくみ
 水を飲み過ぎるとむくむというのは間違いです
血液循環が悪くなり細胞の中に水分が入り込むとことが原因になります
水を十分にとることにより血液循環が改善し、むくみを解消させます
 
水分量
人間の体にとって水はとても大切です
水分は成人男性の約60%・女性の約55%を占めます

(脂肪組織は水分の割合が少ないので脂肪が多い傾向にある女性は水分量が少なくなります)
(高齢者や肥満の人も水分量が少なくなります)

赤ちゃんで約75%・こどもで約70%を占めます

水分は主に尿によって失われますが
呼吸や皮膚からの蒸発でも1日に約0.7リットル
嘔吐や下痢が続くと1日に4リットル以上の水分が失われます
運動・発熱・高気温での汗によっても大量に失われます
 
脱水状態
脱水症状は水分摂取不足・発汗・下痢・嘔吐が原因になります
失った水分を摂取出来ないと脱水状態が悪化します
発汗量が減少し、尿の量も少なくなります
水分が細胞から血液に移り、細胞が乾いて機能しなくなります
発汗・下痢・嘔吐が原因の脱水では電解質も失われます
血液中の電解質が不足すると、水分が細胞から血液へ
移動しにくくなり、血液中に水分が補充されなくなります
その結果、血圧低下や失神を起こします
さらに悪化し血圧が低下するとショック状態になり
脳や内臓等に重度ダメージが生じます

<軽度〜中度の脱水>
喉の渇き・発汗の減少・尿が少なくなる等の症状がでます
<重度の脱水>
脳細胞が影響を受けて錯乱状態になったり昏睡を起こします

<対策>
軽い脱水状態は水分補給すると解消されます
スポーツドリンクは運動等で失った電解質を補ったり
軽い脱水症状の改善や予防をすることが出来ます

重度の脱水状態になると医師の治療が必要です
心臓や腎臓に問題がある方の水分補給は医師に相談下さい



通風 糖尿病
日本人は体内に尿酸がたまりやすい傾向にあります

尿酸は尿が酸性になるほど溶けにくくなります
睡眠中は酸性尿になりやすく尿酸が溶けにくくなり
腎臓障害や結石が起こりやすくなります

寝る前の水分補給で通風の予防になります
日中も通常の倍は水分補給をしましょう
クエン酸の入ったスポーツドリンクがおすすめ
アルコールは控えましょう!
糖尿病の方は多目の水分補給が必要ですが
血糖値や合併症によって適量が違いますので
病院で医師に相談して下さい

スポーツドリンク類はカリウムが
含まれるものがあるので要注意です
糖尿病の方は血液中にカリウムが増えやすく
脱力感や不整脈、心停止をおこすことも・・・ 
便秘 冷え性
食事で摂取した水分の80%が小腸で吸収されて
残りの食べ物と水分が大腸で便になります
水分補給が少ないと殆んどが小腸で吸収され
硬い便になり便秘となってしまい
硬くなった便は痔の原因にもなります

尿で排泄される水分を考えると
一日2リットルの水分補給が理想的です
炭酸水が冷え性改善に効果があります
炭酸水とは二酸化炭素が溶け込んだ水です

血中の二酸化炭素濃度が上昇すると
身体は反応して酸素濃度を高めようとします
この時に血流量が増える為、冷え性に効果があります

炭酸は乳酸を中和してくれるので
疲労・肩凝り・筋肉痛にも効果があります
最近は炭酸入りスポーツドリンクも販売されてますね